マウント・ゴックスのビットコインが市場に戻ってくる!? 将来的に大規模なBTCの売り圧力に?
本日、朝日新聞から下記のヘッドラインが流れています。
いつの日かMt.GOX(マウント・ゴックス)のビットコイン(BTC)が再び市場に出てくることはわかっていた話ですが、現状市場では、このことがしっかり意識されているとは個人的には思えません。
構造的には、日銀が買い込んでいた国債を放出するのと同じで長期間保有され市場に出てこなかったBTCが再び市場に供給されることになり売り圧力が高まることが想定ます。
債権者に日本円で支払われる場合、大規模なBTCの換金売りフロー
記事にあるようにBTCのまま債権者に支払うのであればまだまし(全部がすぐに売却されるわけではないので)ですが、加藤教授が指摘しているように破産処理では、現金=日本円で払うのが普通らしくBTCを円転して日本円で債権者に支払う場合は、短い期間に456億円相当のとんでもなく大きなBTCの売りが市場を襲うことが想定されます。ちなみに456億円を現在の1BTCの時価28.8万円で割ると約158,333枚となります。少なくともこれぐらいは売られることになるでしょう。残ったBTCが売られることになればさらに強い売り圧力がかかります。
当時は85万枚あった模様です。。。
事務的に短期間でBTCが売られる可能性も
こういうシチュエーションであれば、相場観など関係なく淡々と事務的に売られることも想定されるため暴落のトリガーになりうると思われますので今後の動向次第ではいったんロングの人はポジションを落とした方がよいかもしれません。8月1日のビットコイン分裂問題や過去三年間でみると8月は毎年下落しているという季節性の夏枯れアノマリーなど悪材料があるのでいいポジションを整理するにはタイミングだと思います。
解説だけでなくトレードにつながるインプリケーションのある記事をこれからも書いていきたいと思います。モチベーション維持になりますので参考になった方は投げBTCをお願いします。意見や感想、今後書いて欲しいテーマなどもお待ちしております。
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